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2008年3月 9日 (日)

帝大の面影残る東北大片平キャンパス

すっかりご無沙汰してしまいました。

約一ヶ月振りの更新です。

2月は一年で最も寒いのでは?と思います。

寒さだけなら別になんとも無いのですが、

どうしたわけか今年は週末になると決まって爆弾低気圧なるものに見舞われ、

吹雪と強風のなかではとてもとても取材する気にはなれませんでした。

もともと「気まぐれ日記」なるこのブログ、

そのブログ名に免じてお許しいただきますようお願いします。

しかしもう3月、春、急接近の気配です。

気温10度超、ぽかぽかとした春のぬくもりのなか、

今日は創設100周年を迎えた東北大学片平キャンパスを散策しました。

【旧東北帝国大学正門/大正14年】

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東北大学は、日本で三番目の帝国大学として明治40年(1907)に創設され、

片平キャンパスに隣接する東北学院大学(1886年設置の私塾“仙台神学校”がルーツ)

とともに“学都仙台”を形作っています。

【旧第二高等中学校物理学教室/明治23年】

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東北大学のルーツは、

元文元年(1736)に設置された仙台藩校「明倫養賢堂」にまで遡ります。

この明倫養賢堂がその後様々な改組・改称を経て、仙台医学専門学校、

東北帝国大学医科大学、そして現在の東北大学医学部・薬学部へと繋がっています。

【旧東北帝国大学理学部化学教室/昭和10年】

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時は移り1900年1月、

第14回帝国議会において「九州東北帝国大学設置建議案」が採択され、

「白河以北一山百文」といわれたこの東北地方にも

いよいよ帝国大学が設置されることが決定しました。

しかし、時の政府の資金難により設置はなかなか進まず、

明治40年、

日露戦争の好景気で財をなした古川財閥からの寄付と宮城県からの寄付金で

東北帝国大学の本部がようやく仙台に設置された時には、

設置建議案採択から実に7年もの歳月が流れてしまっていました。

【旧東北帝国大学工学部機械電気工学教室/昭和5年】

T_015

【旧東北帝国大学付属図書館/大正14年】

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このように東北帝国大学本部設置は想定外の難産でしたが、

昭和22年(1947)に“東北大学”に改称されるまでの間、

その教育機関はすこぶる順調に拡充され、

現在では約1万8千人の学部・大学院学生が

「研究第一主義」「実学尊重」の大学理念のもと日夜勉学に励み、

名実ともに日本を代表する最高学府となっています。

【旧東北帝国大学理学部生物学教室】

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【旧第二高等学校書庫/明治43年】

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東北大学は「川内」「片平」「星陵」「青葉山」「雨宮」の4つのキャンパスから成りますが、

今日ご紹介している「片平キャンパス」はその中でも最も古いキャンパスであるため

歴史的価値のある建築物が数多く現存していて、

帝国大学時代の面影を今も残しています。

この片平キャンパスは仙台市中心部という立地から市民との交流の場として位置づけられており、

さまざまな公開行事の会場に用いられるほか、

毎年桜の季節ともなれば大勢の花見客でにぎわう所でもあります。

今年もまた、あと一ヶ月もすれば待ちに待った桜のその季節がやってきます。

【旧第二高等学校正門】

T_022

今日のアルバムはこちらです。⇒「東北帝国大学」

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