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2008年9月23日 (火)

国宝白水阿弥陀堂

ここ、いわき市には仕事やらゴルフやらで、今までに何度となく訪れておりますが、

国宝に指定され、しかも福島県最古の建物の存在には

今までまったく気がつきませんでした。

【白水阿弥陀堂】

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先週末、

塩屋崎カントリークラブで、

雨にずぶ濡れになりながらの18ホールをやっとの思いで回り終えて、

仲間の一人が運転する帰りの車の中で、

どういうわけかNHK大河ドラマ「篤姫」の話となり、

ゴルフと同じくらい歴史好きな私たち4人は、

大奥・薩長・尊王・譲位などをキーワードに、

幕末に関する話題で仙台までの3時間は大いに盛り上がりました。

【阿弥陀堂参拝道】

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【阿弥陀堂正面】

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そんな中、

来年のNHK大河ドラマ「天地人」の撮影が岩手県江刺市にある「江刺藤原の郷」で

行われたらしいという話題から、私たちの話が平安時代までさかのぼった時、

今日プレーしたゴルフ場近くにも「白水阿弥陀堂」という

奥州藤原氏ゆかりの平安時代の建物が現存していて、

しかも国宝のはず、今度是非見に行こうということになったのですが・・・。

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4人の中で知らなかったのは私だけでした。

東北における平安文化が、平泉の金色堂や毛越寺庭園以外にも、

悠久の時を越えて、このいわきの地にも現存しているとは。驚きでした。

週が明けて今日は秋分の日。

先週末にゴルフ帰りの車の中で聞いた「国宝の阿弥陀堂」の話が気になって、

居ても立っても居られません。

それも今日は久し振りで見る青空で天気は上々、

いわき市まで3時間のドライブを決行することにしました。

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東北自動車道の本宮ジャンクションから磐越道に入り、いわきへと向かいます。

いわき中央インターチェンジで高速道路を降りて、国道6号線を東京方面に車を走らせ、

白水阿弥陀堂まで道案内してくれる看板標識のおかげで迷うこともなく、

仙台から2時間40分ほどで目的地に到着。

駐車場に止めた車の中での、

コンビニのランチパックと缶コーヒーの朝食をとるのももどかしく、早速の見学です。

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拝観券がセットされているパンフレットには、

「白水(しらみず)阿弥陀堂」は正式名称は「願成寺阿弥陀堂」といい、

平安時代末期の永暦元年(1160)に

岩城の国守岩城則道公夫人・徳姫によって建立されたとあります。

則道公没後、

徳姫は夫の冥福を祈るため、ここ「白水」に寺を建てて「願成寺」と名づけ、

その一角にこの阿弥陀堂を建立したのです。

【阿弥陀堂と浄土庭園】

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お堂は、方三間単層宝形造り(ほうさんまほうぎょうづくり)で屋根は杮葺(こけらぶき)。

850年も前に建てられたとは思えないほどの、堂々とした立派なお堂で、

国宝に相応しい神々しさを醸し出しています。

堂内には5体の仏像が安置されていて、

そのいずれも国の重要文化財に指定されています。

【浄土庭園】

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阿弥陀堂の東・西・南の三方を囲む大きな池、さらに北・東・西の山々の、

阿弥陀堂を中心とするこれらの空間は、

平安時代末期に盛んに作庭された浄土式庭園の様を成していて、

国の史跡に指定されています。

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また、この空間の構造は、

徳姫が奥州藤原三代黄金文化の礎を築いた藤原清衡の娘であったことから、

毛越寺や無量光院などの平泉文化の影響を大きく受けていて、

この地「白水」の地名は、

平泉の「泉」の文字を二つに分けたものという説があるくらいです。

【ご苦労様です】

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今日は、久し振りで本物の平安文化に触れることが出来て、

本当にラッキーでした。

昼を少し過ぎたあたり、見学も大方終わろうとしている頃に、

携帯の着信音が・・・。

家からでした。曰く「お墓参りどうするの?」

ほんに今日は彼岸の中日、急いで帰らなくっちゃ。

途中「いわき市暮らしの伝承館」で少しだけ道草を食い、

そそくさと、いわき市を後にしました。

懐かしい風景が広がる「暮らしの伝承館」のご紹介は次回にしましょう。

今日のアルバムはこちらです。宜しければご覧下さい。⇒国宝白水阿弥陀堂

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